月曜日, 8月 25, 2008

5行日記

ありもしないもしもの話
もし私欲に駆られた人間の悼辞を頼まれたら
ありもしないほど精一杯の美事で飾ろう
最後まで真実に近づけないことが
物理学者の、あるいは人間の名誉に対する最大の恥であろうから

土曜日, 8月 09, 2008

立秋

大きな一人がけのソファーを買ってきました。

「暑い時期」のピークは8月だという印象があって、
しかしそれは平均気温の話で、
瞬間的に暑いのは7月だと思っています。

もし日本に梅雨がなかったら
日本人の心はずいぶん変わるだろうなという気がしています。
6月に晴れていれば気持ちのよい温度になるのは
9月に晴れている時期を思い浮かべれば想像がつきます。

8月に入って最初に感じたのは
朝の日の出が遅く、日差しが柔らかくなったことでした。
日照時間のピークが6月末、梅雨の時期にあるので
「日が長くなっていること」を感じるのが難しくなります。

「感情と看護」という本を読んでいます。

「心を支える者に必要なことは、何かを『与える』ことではなく、
支えられる者が向ける愛と憎しみの直接的な対象となり、
それでもなお生き続けること」という内容のくだりがありました。
そして心を支えるものは「共感」の感情を積極的に使うため
支える者自身が時折第三者に感情をチェックしてもらう必要があるのだと
書いてありました。

現象は常に理論に先立ちます:
「理論」は「現象」の観察から生まれるからです。
たとえ太陽の動きを調べる物理であったとしても、
理論で再現するためには「現象を測定する」必要があります。

人間は現象の発生する前に正しさを知ることができないから
ひとの「過ち」はこの時空の中では永遠に続きます。
ある時空は時間の軸が戻れるはずで、
その世界では「過ち」を定義することはありません。

今日は花火を見に行きます。