火曜日, 10月 25, 2005

徹夜は意外とできるもの

もう若くないから徹夜が辛くなった、と
誰かがまことしやかに言い出したのは
20代の前半でした。

この話、一部には正しさがあるような、
しかし全体は正しくないような言葉で、
しばらく考えます。

20代前半は妙に体力がないような気がします。
それは、体力とは別に、
精神的な構造変化が起こるからではないか、と
最近考えています。

斉須さんの本の中に、
平気で3日ぐらいぶっ続けで働くフランスの料理人が出てきて、
血が違うなあと驚いたという表現がありました。
それは単に「血」ではなくて、
人間は体を動かし続けることに
慣れることもできるのだという表れのような気がします。

テレビで見たニュースで、飲み歩いて徹夜した後で
そのまま仕事へ行く、という話を見て、
徹夜する中身が話したり歩いたり、といった
体を使った時間の使い方であれば
意外と徹夜は簡単にできそうな気がします。

徹夜のコツ、みたいなものについても
時々考えます。

一仕事の前に腹ごしらえ、というのは
全く正しくないような気がしています。
食べたら内臓が運動するのが忙しくなって
眠たくなってしまうからです。
徹夜の時間帯には
できるだけ消化が良くて胃腸に負担の少ない
果物とか飲み物を少しずつとって過ごすのが
よいのではないかと考えます。

逆に眠りたいときには、
たくさん食べればいいのです。
良くないことがおこった時にやけ食いするのは
もしかしたら眠りたい連想なのかもしれません。

日本人は苦行みたいなのが大好きなので、
徹夜と聞くとなんだか辛くてすごいイメージを持ちます。
しかし徹夜することにも上手な方法があるのであれば、
飲み歩いて仕事したって特に苦しくはありません。

加速器は試験中歩きっぱなしで
一見体力勝負な印象で辛そうですが、
実はその事のほうが徹夜は楽だろうとも思います。
頭脳労働だけで徹夜するのは本当に苦痛で、
だから作家はわざわざ旅に出て
体を動かしているのかもしれません。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

久しぶりにとりさんのブログを見に来ました。
なにかしんみりした気持ちになりました。

今日は今朝から何かとブルーな気分で、実験の合間にネットサーフィンをしてしまっています。

徹夜については本当いい方法があればいいのにと思います。
確かにフル稼働で面白いこと、興味のあることをぶっつづけでやってたら、意外にもすんなりいくような気がしました。

とりさん さんのコメント...

お久しぶりです。

ブルーな日は行動力が鈍る、
そのことがさらに気持ちを乱すようなところがあって、
「ブルーな所からの立ち直り方」よりも
「ブルーな状態のまま行動力を保つ方法」を探しています。

しんみりする日記…難しい表現ですね。
たまには夢と希望一杯の日記にしましょうか(^-^)