水曜日, 12月 20, 2006

12/1に出会った一句

眠れず、ホテルの書机の引き出しを開け、
夜中に開いた仏教聖典に載っていた台詞で、
不思議と心が休まりました。

「例えば、蓮華[れんげ]が清らかな高原や陸地に生えず、
かえって汚い泥[どろ]の中に咲くように、
迷いを離れてさとりがあるのではなく、
誤った見方や迷いから仏の種が生まれる。」

「あらゆる危険をおかして海の底に降りなければ、
価[あたい]も知れないほどにすばらしい宝は得られないように、
迷いの泥海[どろうみ]の中に入らなければ、
さとりの宝を得ることはできない。
山のように大きな、我[が]への執着を持つ者であって、
はじめて道を求める心も起こし、さとりもついに生ずるであろう。」

今度1冊買おうと思います。

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