水曜日, 4月 25, 2007

大地と海に恵まれぬ民

日本語のメールにはどことなく緊張感があって、
たまに英語で”Please do not hesitate”と書かれたメールを見て、
なぜかいつもほっとした気分になります。

数十年前の事は良く分かりませんが、
一部の年上の会社の人とは尊敬語ではなくて
丁寧語ぐらいで話す方が相手も心地よいという感触があって、
少しずつ日本語は使われ方が変わっているのかなとも思います。

しかし「特上で扱って欲しい人」というのはいつの世もいて、
過剰なマナーを社会に要求する人は
いつまでもこの世にいるんだろうなと感じるのです。

自分が美しいものを感じる感度を上げられたら、とよく思います。
この世界の中でもっとも無秩序なものは、
人の脳自体ではなく、
人の脳の配線具合かもしれないのです。

野菜に含まれるマグネシウムの量が劇的に減っている、と
最近の調査結果は伝えます。
塩は邪気を払うと言いますが、
恐らくの意味は撒くのではなくて摂取することで
脳圧を下げ意識を沈静化することにあるのだと思っています。
ナトリウムは体内の電解質の中で最も重要で、
確かに多すぎてはいけませんが絶対に少なすぎてはいけません。

西洋の土壌はミネラル分が多くて硬水がよく湧いています。
日本の土地はミネラルが少なく、
それでいて海から離れてしまうなら
日本人は大地の恵みから遠く離れたところに
住んでいることになります。
そして日本人の独特な性格や生き方もまた
海と大地との関係にほとんど影響されているのではないかと
思ってしまうのです。
精神論は日本人の得意な議論ですが、
食べ物、特にミネラルを徹底的に見直してはどうかと考えます。
人は大地から離れて立つことはできず、
また海に抱かれずに眠ることはできないのです。


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