木曜日, 5月 19, 2005

B型人間に学べ

食事で取れるのはほとんど肉とポテトばかりで、
どうも胃の調子が優れなくなります。
小さいころからキャベツの千切りが好きで、
キャベツは胃薬として使われているのを
知ったのは最近の話です。
スーパーでキャベツを一玉買ってきて、
手でちぎって食べています。

日本人の2割ほどの血液型がB型なんだそうですが、
所内にはB型の人が5割ほどもいる、という話があって、
どうやらそれは本当らしいのです。

試しに近くの知り合いに話を聞くと、
確かにB型がとても多く存在していました。

B型の人はある種の共通感覚を持っているようで、
それはわが道を行くという性格が
自分にあることを認識しているのです。

最近性格として思っていることは、
人間の性格には、血液型に関連した要素、
「こういう性格だ」と周りに言われてそれを認識する要素、
血液型に関係なく存在する個性の要素が
バランスしてできているのではないかと思っています。

わたしはA型ですが、
いろいろなことが気になる割にはおおざっぱだと
自己評価しています。

B型の人、というのは恐らく語弊になるので、
ちゃんと表現すると、我が道を行っている人は
わたしにとっては付き合いやすい存在だと思います。

研究をしていて思います。
自分の世界に閉じこもることはよくありませんが、
自分の世界を持つことは必要です。
名誉欲に振り回される人というのは
他者からの承認を必要とする、という意味と同じだからです。

名誉というもの自体を行動動機にするか、
名誉というものは後からついてくるものと考えるか、
この違いはずいぶん大きなものです。

人はみな違っていて、しかし何かを共有したがっていて、
その中で自分を他者とは違う良いものとして認めて欲しいと思っている
ちょっとややこしい存在のようです。
自分の世界を作り、その中できちんと満足するというのは
とても大切なことではないかと思います。

認めて欲しい、と思う人の行動動機というのは、
悪く作用してしまうと
自分を認めさせて特別に扱ってもらおうとする
ねじれた欲望になりかねません。

アメリカ式のビジネスは特にこの傾向が強く、
「みんなが知っている」「みんなが注目している」というので
大量に売れて大儲けして勝ち抜けることを
性急に考えがちであるように思います。

ヨーロッパ式のビジネスは土地がつながった世界で
長く付き合いをしなければならないことを良く知っているからなのか
提案の仕方はもう少し堅調です。
しかしその分、表面に出てこない交渉ごとなんかが
裏で渦巻いていたりもします。

落合信彦さんという作家の人がいて、
アメリカで体を張って取材したことを記事にしていたりして、
それそのものは面白いのですが、
アメリカ式のやり方を信奉しているからなのか
どうも売り方が野蛮な感じがしていて
わたしは好きになれません。

他者からの承認を得ようと努力しながら、
しかしそのことに振り回されないような自分、というものを
B型性格の人から学んでみたいと思います。

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