金曜日, 5月 20, 2005

三者三様の物語

神経質になった胃にはオレンジがいいようで、
スーパーで3個2ドルのネーブルを買ってきました。
皮は手でむけるほどやわらかく、
甘みも十分でいくらでも食べられそうです。

金曜日はもう企業のブースなんかも撤退していて、
比較的静かな会議場です。

頭が煮えていた時期はいくらか過ぎ、
日本にいるときに近い気持ちで日々を過ごしています。

何かの読み物で、
アメリカではガイド線に沿って車を止めることなんて
ほとんどない、とあったのを覚えていますが、
シカゴもテネシーも、狭い駐車場で
整然と車が並んでいます。

アメリカ人がノートパソコンを使っていると、
その殆どの人は両手でブラインドタッチなどしていなく、
人差し指で不器用にデータを打ち込んでいるのを見ます。
研究の出来・不出来とブラインドタッチの間には
あまり相関がないようです。

ホテルはサービスのよいところだったようで、
朝からスコーン、焼きたてのワッフル、ベーグル、
スクランブルエッグなんかが自由に選べます。

高速道路では標識があって、
車線変更の図が載っているのですが、
よく見ると車線の数とか分岐の方向とか
正確に描かれています。

今日は連休に行った結婚式の話です。

3人に共通するのは、
自分の生まれた土地に就職し、
その土地で結婚相手を見つけたことです。

年月を重ねるごとに生まれた土地が懐かしくなるのだと
誰かが言っていたのを思い出します。
わたしは小さいころに自分の故郷には留まらないことを
どこかで意識していたので、
自分が故郷に戻るとあまり居場所がありません。

3人は出会いのストーリーも違い、
付き合っていた時間も違い、
それゆえ結婚式のイメージも違います。

結婚の前には、
自分だけの恋愛という物語が必要なのではないかと
最近思います。

その恋愛は、別に相手が芸能人とかである必要はなく、
年の差も状況も身分も関係なく、
人数の多さなどどうでもよく、
それが叶ったかどうかも問題ではなく、
体の関係があったかどうかもどうでもよく、
それで幸せな気分であったかどうかさえ問われることはなく、
ただ自分が自分自身の抑えがたい意思で
ある人を好きになってしまう力があることを認識でき、
それに向かって一生懸命努力した記憶と、
それによって自分のコントロールがひどく難しくなることが
よく分かっていればいいと思います。

恋愛について、まるで近くのレストランに行けるように
気軽に話題に上りますが、
もしかしたら、恋愛というものは
誰にでも出来るものではないのではないか、と
感じることがあります。
自分の中に生じた気持ちを信じて、それだけを頼りにして
人と向き合い、気持ちを伝えていくことは
とても勇気がいる話です。

素敵なドラマは人が集まっていれば起こるのではなく、
自分でそれを企画して初めてその可能性が現れます。
「明日があるさ」という歌は、
片思いはしているけれどなかなか最初の一歩が踏み出せない、
そんな人の気持ちをよく表しているように思います。

人を上手に好きになることは難しい、
だからそれは素敵なのかもしれません。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お久しぶりです。メモライズでブックマークさせて頂いていたalamalです。
唐突ですが、メモライズ消滅一周年ということで、こういうサイトを作ってみました。

共通テーマ

単純なトラックバックセンターですが、メモライズメンバー専用であること、新着日記のページ(現在サンプル表示中)があることで、小さなコミュニティになれば、と思っています。

ブックマークさせて頂いている方に声をかけて回っているのですが、とりあえずメモライズに関する投稿を募集中です。
MEMORIZE
登録前におためしでどうぞ。

安心できる環境で、また皆さんと一緒に書きたいな、とおもって作りました。毎回読ませて頂いています。これからもよろしく。

(当然のことですが、非営利活動です。個人情報もほとんど取得せず、再利用は致しません)

とりさん さんのコメント...

alamalさん、お久しぶりです。
独自の時事問題を興味深く拝読させていただいてます。
メモライズのころの「日記探し」は楽しかったですね。今お伺いしている数件の日記はほとんどメモライズのころのものです。
よい形でまたつながりができれば大変うれしいです。
お知らせいただきましてありがとうございました(^-^)

匿名 さんのコメント...

お返事ありがとうございました。
早速一人登録して下さった方がいます。
「海外生活」というテーマを出してくださったので、もしよろしければ。


まったく関係ないのですけど、、「恐怖」による支配は厄介だし卑劣ですね。JR事故やここ一連の対中関係など見ていて。
できることといったら、そういう傾向にNOと言っていく、文章を書くことなのでしょうか。とりあえずは。

お仕事、頑張って下さい。また読ませていただきます。