金曜日, 6月 03, 2005

代理戦争

フッ素ガスの純度不足が原因だったようで、
F2レーザーは順調に稼動し始めました。
最終日目前で無事任務完了予定です。

私は時折、代理戦争の標的にされていると
感じることがあります。

以前報道のアルバイトをしていたときに、
ロシア語通訳の女性がメンバーでいたのですが、
妙にわたしに攻撃的で中傷的だったので、
一体何が気に入らないのだろうと思ったら、
よく話を聞くと私と同じ年頃の息子さんがいて、
可愛くて仕方がないのだということを聞きました。

その女性は母として、息子のイメージと同化し
わたしにライバル心を向けていたのだと思います。

年が離れている人というのは本来同じ土俵で戦う必要がないので
あまり衝突が起きないのですが、
同じプロジェクトの中に入れられると
年が離れていても衝突してしまうようです。

同じ枠組みの中に存在する難しさを思います。

のびのびとした環境だな、と思うときというのは、
上に制限がないときで、
ボスはすべからく努力して十分余裕のある能力を持っていて、
同じプロジェクトの中にいながら超然としている場合です。

人は状況によって発揮できる能力が変わります。
働きアリを使った実験では、
同じ巣の中に存在している
よく働いているアリと働いていないアリを二つの巣に分けたところ、
それぞれの巣で再びよく働くアリと働かないアリが現れた、という
結果が出ていて興味を持ちました。

この傾向が人間にも当てはまるとしたら、
よく会社で言われている
2:6:2の法則と言うのもうまく説明がつきます。

この結果はもう少し考察することができて、
ある集団ではお世話になっていても、
自分を違う集団に持っていけば役立てる存在になれる可能性が
非常に高くなる、ということです。
逆に、今の自分にどれだけ活動能力があっても、
集団が変わってしまえば全く力を発揮できない可能性もあります。

自分をいくつかの異なる集団に属させ、
その中で力を発揮できるチャンスを増やしていく、というのは
自分の自信を適切に維持するためにも好ましいことだと思います。

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