火曜日, 6月 14, 2005

受け入れられなかった

麺は蕎麦が好きなのですが、
うどんと蕎麦を売っている店ではうどんを食べます。
解凍を経るとこしが少ないそばは食感が変わってしまうので、
冷凍そばはまだまだ生めんに及ばないのです。

かといってうどんの生めんも
おいしいものに当たれば
実は冷凍とずいぶん食感が違うことに気がつきます。
小麦の香りもほんのりするのです。

危機的状況から奇跡の再建、という記事を
時々目にします。
奇跡という言葉が使われていますが、
最近はなんとなく奇跡ではないような気がしています。

レトリックのようですが、
危機に陥った組織を作るには、
まず、とにもかくにも人が集まって組織を作ることで、
作ること自体が大変です。
人が集まっていて、指令系統があって、
動きは鈍いけれどインフラがある、
つまりお金の面では足りないけれど、
その他の面ではたくさん持ちすぎてさえいるのです。

まず危機的状況からの回復をするには、
まず社員全員が[危機であり、自分が対処する]という
認識を受け入れる必要があります。
危機の兆候を感じられないために
気がついたら回らなくなってしまった、ということはあります。
主に「あの頃は」という気持ちがいつしか固定されてしまい、
現状が見えなくなってしまうのだと思っています。

外国の社長、新しいアイデア、組織の改変は
それが普遍的な力を持つことよりも
「皆が新しくなったことを受け入れた」ことが大切だと思います。
組織というのは縦割りだろうが横割りだろうが、
もともとどちらにも弊害はあるのです。

終身雇用がなくなって将来が不確定になった、
転職したら給料が下がった、ということは
自分にも起こりうる話だと思いますが、
それでどうにもならないと行き詰まりに思ってしまうのではなくて、
受け入れた上でなにか考えてみるということが
いつもできたら良いのになと思います。

何かを受け入れるというのは、
ずいぶん難しい話のようです。

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