水曜日, 6月 29, 2005

作用と反作用

目から入る情報の方が多いはずなのですが、
どうも耳で聞いたことのほうが
覚えやすいのだそうです。
会話は大事だと思う今日この頃です。

太極拳のようなゆっくりとした動きを見て、
なぜゆっくりとした動きがトレーニングになるのかと
ずっと前から考えていました。
陸上競技をしていた友達の話を聞くと、
筋力というのは全力の80%で10回反復を繰り返すとか、
とにかく力が入るトレーニングが必要だと言うのです。

わたしは体が固くて、
あまり屈伸ができないのですが、
曲げられないのは文字通り【固い】だけではなくて、
伸ばすべき筋肉にまで力が入るのを
止められないからではないかと
考えるようになりました。

純出力とは、
作用と反作用の差で表されていて、
どんなに作用が強くても
抵抗するものが大きければ外に出力されないものです。
そこでゆっくり体を動かすと、
力を入れてはいけないほうの筋肉は
抵抗しないように調節することができるような気がしています。

とかく気合と根性が大好きな日本人ですが、
物理屋はロジックで攻めてみたいと思います。

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