あの人の真似事
日本海を渡っている台風なので
風だけ強くて雨が降りません。
強い風が吹く日が大好きです。
おととい、ボスの形見分けで
50冊ほどの蔵書を貰い受けました。
その半分が今の仕事に役立つもので、
残りの半分が読み通すのに20年以上ほどかかりそうな
レベルの高い物理の本です。
なぜ自分がその人のようになりたいのか、
論理立てて説明することはできません。
ただその人がいたことを本当に嬉しく思い、
その意志が少しでも現実のものとなることが
自分にとっての生きる手ごたえであると信じるからです。
多分、ボスの真似事を続けると
どうしようもなく苦労するだろうというのは
少し考えればすぐに分かります。
それでも自分は、
自分が何かをもらう時に感じる喜びよりも、
人に何かを与えられている姿を目にしたときの喜びのほうが
大きいのだと思います。
その意思を継ぐ、というのは
ボスをエミュレーションで人間の形に生き返らせる
たった一つの方法なのかもしれません。
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