水曜日, 11月 02, 2005

頭に優しいノートの取り方、とか

薄い紙が好きです。

実は薄い紙のほうが安いらしいのですが、
値段と好みは関係がありません。

本は頭から読みます。
最後から読んだらお話にならないからです。
それでノートと言うのも本と同じように
最初のページに一番古い情報、
最後のページが一番新しい情報を載せるようになっています。

以前からこの「ノート」の使い方が苦手でした。
自分でメモを取るのに、後で読み返せないからです。

いくつか原因があることが分かりました。
ノートが「ある時間を基点に進む時間で記録される」場合、
一度記憶を「ある時間」まで戻した後、
そこから読み進める、という二回の操作が必要で、
私はこの「ある時点に戻る」際に混乱するのです。

そこでノートをバインダー型にして、
古いページが一番最後に来るようにしました。
こうすると、最近の情報はいつも上にあって、
過去に遡る一回の操作で目的の場所を思い出せます。

新しい情報ほど、最初は何度も復習する必要があり、
時間が経ってもたまには見ることが必要、とは
リビングストンとか言う人の学習曲線に繋がる話です。

ここまで書いて、
だったら今まで通りノートを書いて
逆からめくればいいじゃないかと思ったりするのですが、
こうすると「時間を遡る」ことがイレギュラーだと感じて、
あまりうまく行かないのです。

この方法、本がとても好きで、
お話として全体を理解できる人には向かないかもしれません。
しかし本に書かれたものを読む場合は、
実は現在から未来への時間を使っているので、
最初の情報が一番「古い」必要があります。

自分用のノートを書くという事と、
人に読んでもらう文章を書くことは、
実は頭の働きの方向が逆なのだと感じます。

story-tellingとは、
現在から未来に向かって行われる作業です。

0 件のコメント: