食塩は体に悪いか
24時間以上起きていたので睡眠不足明けです。
旅する行と座禅の行があったら、
多分旅する行のほうが気分はいいと思います。
今日はすこし食べ物の話です。
食べ物の環境は遺伝します。
たとえば塩味の濃い食事が日常の場合、
体は塩分に慣れるように変わっていきます。
菜食主義と言う人がいて、
その人たちの体は野菜の成分の中から
必要な蛋白を吸収できるように変わっています。
「人間」という単一の標準モデル、という概念が
どこまで通用するかを最近考えます。
個性には、頭で覚えたことから生まれる性格に根ざす面と、
体のつくりや環境・経験から生まれる実体に根ざす面があります。
極端に言えば、脳は単一世代で書き換えることができます。
脳はただのネットワークで、それに何を覚えさせるかで
結果が変わってしまうからです。
これに対して、環境が体の働きを変えてしまうことがあります。
イヌイットかエスキモーなどのカヌー生活をする民族は
生まれつき腕力が強いのだといいます。
食塩を多く取る地域の人たちは
自然と塩分を代謝できるような体になっています。
それでいろいろ考え直すと、
一人暮らしを始めてからしょっぱいものを
あまり食べなくなったような気がしたのです。
数日日常を変えたぐらいでは体は異常になったりしないので
たまに自分を試すことがあります。
そこで昨日から多めに塩分を取ってみました。
夜食の後も眠くならず、
眠い以外は意識ははっきりしていました。
実家にいたときの味付けの濃い食事は、
自然と自分の中に身についているのだろうかと
不思議に思った今日の夕暮れです。
2 件のコメント:
本文と関係なくて恐縮ですが
エスキモーという会社は
次々美味しそうなアイスクリームを作るので
ある意味私の天敵です
>瑛さん
メーカーが天敵ですか(笑)
気持ちは良く分かります。
わたしはキャンベルのコーンスープが大変好きで、安売りの時期を狙ってはスーパーの棚からたくさん買い占めてきます。
>無明さん
長年愛され食べ続けられてきたみんなで作る手作り味噌は、栄養学的に見ても体に悪いはずなんてないはずです。
昔は労働のときに失われる塩分を積極的に補給するためや保存のために塩っぽい味噌になったのだと思います。
調べてみたら、塩分不足になると体水分が保持できなくて逆に高血圧になるのだそうですね。
科学は局所的に正しく全体を間違うことが簡単にできる道具で、
文化を損なっていくような使われ方をされると悲しくなります。
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