月曜日, 6月 18, 2007

20段分の階段差で変わる世界

梅雨らしい曇り空になっています。

五木寛之の本に出てきた「アウトバーン」の話では、
気圧が低いときではなくて気圧が変わりつつあるときに
事故が起こりやすくなるのだというくだりがありました。
人間はやはりどこかで機械なのだと思います。

たとえば外国に飛行機で行く、というときには
違う国であることを強く意識するのですが、
たとえば一度も行った事のない隣のマンションを見て
そこが外国であるような意識はあまり持ちません。

わたしの仕事場のフロアは3階で、
階段を上った4階は宇宙線や細胞実験の研究者がいます。
昼に話をする機会が増え、
同じ日本語のはずなのに言葉がまるで分かりません。
今日はプラスミドがどうだとかmRNAがどうだとかいう話で、
たんぱく質は機能を持った「生き物のようなもの」であることが分かりました。

よくよく話を聞いてみると常識の範囲までまるで違っていて、
毎日質問しています。

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