首相、今日の体調はいかがですか
日本で言うところの味噌汁は
韓国で言うとわかめスープなのだそうで、
ではイギリスならコンソメスープなのかなと
勝手な連想をしています。
勝手な連想、という動作が難しくなってきました。
ひとつは自分が「適切な連想」ができるようになっているせいで、
もう一つは「ネットで調べれば何かの情報が得られる」という
確信があることです。
ネットの情報は決して「全てが正しい」わけではなく、
大勢を占める情報であっても正確であるわけではないのですが、
「たくさん見ている」ことで次第に判断できるようになる面があり、
「なにもせずにいる」よりも多くの情報を扱うことになり、
「人に聞く」よりも手数が少ない場合があります。
情報というのは現代でも「財産」のように扱われることがあり、
技術の継承でおそらく問題になっているのは
伝える側が情報を「既得権益」的に取り扱うことだろうと思っています。
テレビの画面で見る「首相」は
姿を知ってはいるけれど断片的な声しか聞けず、
しかも自分が質問した答えを聞いたわけでもなく、
そういう意味でコミュニケーションが取れていない存在です。
良く知らない「ある人」の「何らかの行動」に対して
言えることを見つけるのは時間がかかります。
それは「歴史上生きた人の足跡」で、
たくさんの人が意見を摺り合わせてできるものならともかく、
現在形で生きている人の状態を確定するのは
どんなに近くにいても不可能なことだと思っています。
それで「年金問題をどうするつもりですか」と問いかける前に、
「今日の体の具合はいかがですか」と聞いてみるほうが
よほど的を得た質問になるような気がするのです。
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