木曜日, 6月 21, 2007

首相、今日の体調はいかがですか

日本で言うところの味噌汁は
韓国で言うとわかめスープなのだそうで、
ではイギリスならコンソメスープなのかなと
勝手な連想をしています。

勝手な連想、という動作が難しくなってきました。
ひとつは自分が「適切な連想」ができるようになっているせいで、
もう一つは「ネットで調べれば何かの情報が得られる」という
確信があることです。

ネットの情報は決して「全てが正しい」わけではなく、
大勢を占める情報であっても正確であるわけではないのですが、
「たくさん見ている」ことで次第に判断できるようになる面があり、
「なにもせずにいる」よりも多くの情報を扱うことになり、
「人に聞く」よりも手数が少ない場合があります。

情報というのは現代でも「財産」のように扱われることがあり、
技術の継承でおそらく問題になっているのは
伝える側が情報を「既得権益」的に取り扱うことだろうと思っています。

テレビの画面で見る「首相」は
姿を知ってはいるけれど断片的な声しか聞けず、
しかも自分が質問した答えを聞いたわけでもなく、
そういう意味でコミュニケーションが取れていない存在です。

良く知らない「ある人」の「何らかの行動」に対して
言えることを見つけるのは時間がかかります。
それは「歴史上生きた人の足跡」で、
たくさんの人が意見を摺り合わせてできるものならともかく、
現在形で生きている人の状態を確定するのは
どんなに近くにいても不可能なことだと思っています。

それで「年金問題をどうするつもりですか」と問いかける前に、
「今日の体の具合はいかがですか」と聞いてみるほうが
よほど的を得た質問になるような気がするのです。

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