木曜日, 6月 14, 2007

既に答えは与えられている

写真を貼るのは好きなのですが、
レイアウトがゆがむのが気になります。

新しさや古さといった表現について
しばらくの間考えを続けてきました。

新しいものに人は飛びつき、
古いものに寄りかかります。

時間の表現は物質に「新しい」と「古い」を別途与えているように
感じますが、
物質、つまり空間と時間は連成した存在なので、
物質のないところに時間はありません。

人は新しいを探してこの世界を飛び回っています。
そして何らかの問いに対する答えを
この世界の外側に求めようとしています。

この世界を作ったのが自分の脳であること、
脳はネットワークでできていることを考えると、
たとえそれが10の1000乗のバリエーションがあっても
有限であることに変わりはなく、
ネットワークの組み合わせ以上の答えは存在しません。

ネットワークの組み合わせは常に存在するので、
この世界の理解というのは「新しい要素を加える」ことにはなく、
ただ「わたしの要素を減らしていく」ことのみが
世界の理解の正確な表現になります。

どんなに複雑な宇宙論も、
どんなに素敵な物語も、
本当は全ての人の頭に最初から入っていて、
わたしたちはただそれに「気付いていく」だけです。

0 件のコメント: