赤ペンですべての箇所に線を引きまくった教科書のように
今日もヴィックスドロップをなめています。
どうやら先週疲れた分がたたって風邪を引いてしまったようです。
しかしわたしは風邪を引くとおりこうさんになるという傾向があるのを知っていて、
やっぱり仕事をしています。
要点を抜き出すのが苦手だと感じることがあります。
社会の教科書などを読んでいても、
大事なところを強調するために赤線を引こうと思うと、
ほとんど全ての行に赤を引いていたりします。
全部の箇所に赤線を引くと、全部の箇所が目立たなくなります。
それである日気がついたのですが、
大事なところをはっきりさせるためには、
大事なところを見つけようとするのではなく、
大事ではないところを拾い出すことが必要なようです。
それはある意味で「捨てるものを選択する」ということに似ています。
何かを捨てるのが怖いと思うことがあります。
捨てた何かによって困ることが起きるんじゃないかと思うからです。
自分は捨てる勇気がもてないと感じるのです。
例えば旅行慣れしないころというのは
お箸がなかったら困るかもしれない、
ドライヤーがなかったら困るかもしれない、といろいろ心配して、
荷物が山のようになってしまいます。
旅行先で、何があまり使わないものかわかってくると、
バッグに詰める荷物の量が少しずつ減っていきます。
ある程度文明のある国であれば、
最終的には、パスポートとキャッシュカード、お金さえあれば
なんとかなるというところまで行き着きます。
しかし旅行をしたことがない人が
最初から荷物の少ない状態で出かけたとしたら、
おそらくないものが多すぎて路頭に迷います。
荷物をたくさん持って旅行を始める、
荷物をまったく持たずに旅行を始める、
スタート位置は違うかもしれませんが、
どちらにしても
「これだけは外せないもの」を見つけるためには
どうしても試行錯誤が必要なようです。
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