金曜日, 12月 24, 2004

明るい未来の「可能性」を持つ

競馬、パチンコ、マージャンなど
およそ全ての賭け事に疎いわたしです。
だいたいうまくいくことは積み重ねが必要だと思っていたら、
「パチスロだって攻略本を買って日々積み重ねることが必要だ」
と友達に言われてしまいました。
そこまで努力したら賭け事じゃないなと思うとりさんです。

年末ジャンボを買いに行ったらその前の日に発売終了だったようで、
初夢なんとかという宝くじを買ってみました。

宝くじというのは、数学の確率統計を使ってまじめに考えると
「まず当たらない」商品のひとつです。
300円とかはすぐ当たるのですが、
1万円とかになるとたまにしか当たったという話を聞きません。

投資対象としては期待値が低すぎるので全く勧められません。

それで、今までは
「まじめに考えて当たらない賞品をなぜ買うのか」と
不思議に思っていました。

しかしそれは「当たる」ことにのみ注目した考え方で、
「買うこと」によって「当選が出るまでの毎日が待ち遠しくなる」という
効果がついてくるのかもしれない、と思いました。

それは大地に種を蒔き、作物の生育を見守ることがなくなった
町に住む人たちが、「未来を楽しみにする」という気持ちをもちたいと
願う心の表れなのかもしれません。

人は「こころの生き物」であって、
「来年こそはいい年を」と心から願う気持ちがあるから、
今年がどんなに悲しい出来事の多い年だったとしても、
バブルの頃のように「成長する未来が当たり前」だと思っている時代より
よっぽど幸せな気がするのです。

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