水曜日, 1月 05, 2005

遠くの星を見て走ろう

手先の細かい作業をしている人をみると、
よく根気が続くものだなあ、
あれは根気がもともとある人にしかできないな、と
思っていたら、
実は手先の細かい作業はストレス解消になるのだそうです。

日常生活に手先を使う作業を組み込みたいとりさんです。

研究の上で、昨年は確かに実りある1年だったと思います。
しかし「実り」に至るには作物は一度枯れなければなりません。

はっきりと結果が出せることを昨年の5月に確信してから、
ある意味でわたしは目標を見失ったのだと思います。
その目標は時限爆弾のように、
自分の時間を追い詰めて苦しい思いをさせるものでしたが、
確かな求心力がありました。

そして、目標であった人たちを「まねる」ことから始めたわたしは、
自分とその人たちとが「違う」部分がはっきりしてきたので、
新しく目標を立て直す必要が出てきました。

良いめがねは映す対象を選びません。
人は近くに寄るほど、
よい面も見えますが、よくない面も見えるものです。

経済の言葉に、
「全ての卵を同じ籠に入れてはいけない」というのがあります。
一点買いはリスクが大きい、ということなのですが、
これは目標設定と現実との間にも言える関係かもしれません。

目標が現実の中にあるというのは、
それは森の中のリスの巣を目印にするようなもので、
目標が動くと迷ってしまいます。
人が北極星を目指して航海できるのは、
北極星が「動かない」からです。

以前「遠い目標」であったものが今足元にあるのなら、
また「遠い目標」を立ててみましょう。
もちろん目標に到達することが一番の願いですが、
目標に至るまでに迷わず進める心地よさや、
努力して得るたくさんの副産物がまた気持ちを高めてくれるでしょう。
今年は、その第一歩です。

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