月曜日, 1月 24, 2005

アラーキーの展覧会

つくばに来たときに、
ほしいもが好きだという話を地元の人にしたら、
あらそんなもの、と笑われた記憶があります。
でもとてもおいしいと思うとりさんです。

福岡にいた時に、アラーキーの写真展に行きました。
奥さんをとても愛していたアラーキーが、
病気で亡くなってしまった奥さんとの思い出を写真にした
作品でした。

自分もこんな風に人を想えるようになりたいな、と
思いながら見た展覧会でした。

土曜日に新宿まで出かける用事があったので、
「森山・新宿・荒木」の写真展に行ってきました。
表通りは超高層ビル、裏通りは猥雑なネオンの町を
情感豊かに撮影してあります。

誰がどう考えたのか、
バイク雑誌なんかにある「機械と女性」の組み合わせのように、
機械で引いた線でできたような町並みと女性、
逆に筆なんかで手描きにした立て看板や安いチラシのように、
人間という「生き物」の匂いを感じるような町並みと女性が
新宿という町の中には混在してるんだ、と言われているような気がしました。

写真は2次元で、対象物を表現する視野角は人間より狭いのですが、
たくさん並べることで、人には観察できない「多数の場所の同時比較」
というものが可能になっているんだな、などと
小難しく考えてみました。

人は、
生き物になりたかったり、
生き物じゃないものになりたかったりするのかもしれません。

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