不機嫌なジーンを見て、不機嫌になるわたし
日記にコメントをいただくと、
Macから入力されたコメントが読めません。
風杜さんに[Hong Kong]って書いてあったよ、と
聞いたので、同朋がなんとなく想像できているのですが、
「あえて」誰か特定できなかったことにしておきましょう。
不機嫌なジーンを見て、
はて、どんな恋愛ドラマか、と思ったら、
生物学を専攻する学者と大学院生が主題になっていて、
大学院生がドラマになる時代になったんだ、と
妙な感心をしていました。
再放送で見た、以前の山口百恵「赤い~」シリーズのように、
お父さんが研究員というのは良くある話なのですが、
主人公が、という話は珍しいと思います。
「利己的な遺伝子」という本は有名で、
翻訳本を読んだことがあります。
全ての生物学的行動は遺伝子を将来へ引き継ぐための競争なのだ、
というのが本の結論です。
数年前の日経サイエンスに、おそらく遺伝情報学の延長だと思われる
「ミーム」という存在についてのレポートが掲載されていました。
この場合、「ミーム」は遺伝子に限らず、
全ての情報が将来への引継ぎを狙っている、というところまで解釈が拡大しています。
ドラマの中でわたしを不機嫌にさせたものは、
ほかでもない、学術的知識を自分の行動の正当化に使う教授であり、
そういう教授が世の中にたくさんいるという事実です。
真摯に先端研究を進めれば、
「確定的な事実」なんて存在せず、
いつの時代にも改良と改変が行われていることに
思いを馳せてもいいと思うのですが、
いかがでしょうか。
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