水曜日, 5月 09, 2007

砂糖と快楽

それぞれの地域で人の性質が違うのは
主に文化のせいではない、と最近感じています。
酒に強い遺伝子を持つ人種というのがいて、
不安になりやすい遺伝子を持つ人種というのがいます。

この場合、いくら文化を取り入れようと言ったところで
ある文化刺激に対する生理的反応が異なるのであれば
その結果生じる社会が同じになることはありません。
この世界を均質にする方法としては、世界中の人を一度集めて
ランダムに再分配することが考えられます。
しかしたとえそうできたとしても、
地理学的条件に対応して遺伝子が発動し、
また違う人種が地域によって発生します。

そして日本人は酒に弱い人が多くいて、
不安になりやすい遺伝子を持つ人が多くいることが分かっています。

快楽は長く続かず苦痛は長く続くように思うのは、
人は甘いものの摂取に対してリミットを持たないのと同じで、
許容量が大きい刺激は長続きしないルールがあります。
それは言い換えると、
人はいくらでも快楽を受け入れる用意がある、ということになります。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

無明です。
日本人が基本的に酒には向いていないと思う様になったのは50歳を越えた頃です。

とりさん さんのコメント...

こんにちは。
日本人は酒の快楽が少なくて、食の追求がより深まった、という仮説はどうだろう、とふと思いました。
ウォッカ、ウィスキー、ワインのあるロシア、イギリス、ドイツはいずれも食が単調になりがちな国のように思います。