月曜日, 5月 14, 2007

納得行くまで立ち止まって本が読みたい

かんじんという言葉は大事な物事を指すときに使い、
肝心と肝腎の書き方があります。
大きさとしてはそれほどでもない腎臓の機能の重要性に
ちゃんと注目していた事に感心したりします。

この世界には覚えなければならないことがたくさんあるようで、
読み物に目を通す時間は増えていくのですが、
いつも駆け足で目的とする項目を探すことが多く、
気に入った速度で本を読む事が難しくなっています。

たくさん食べれば大きくなるからと言われて、
しかし消化不良が続いたままの体では
大きくはなれないように、
たくさん読んだからといって消化不良で進んでしまっては
大事な中身を覚えておくことも難しくなります。

小学校の教科書は確かどれも100pぐらいで、
それを1年かけて読み砕いて行ったはずなのですが、
今は500p以上ある書籍を
年に数十冊「目を通す」使い方をし、
それで記憶が定着しないまま次の情報がやってきます。

時々、そういった本を
自分が納得行く速さで読んでいきたい、と思い、
しかし1冊マスターするのに何年もかかりそうな本が
目の前にはいとも簡単に積み上げられていきます。
それら全ての知識にこの世界を構成する価値を見出しながら、
わたしには時折猛烈な焦りが生じます。

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