金曜日, 5月 25, 2007

outrage


野の草がロケットのように花をつけていました。

この世に良いと悪いは仮にあるに過ぎない、としても、
人は何かに怒りを持ちます。
それは強烈な感覚で、
その瞬間はたとえこの世界の全てが消え去っても
今ならなんとも思わないだろうとさえ感じるほどで、
ひとは一体何のために怒るのかとふと思います。

この世界はこれで完全であるとして、
それならわたしがこの世界を不条理だと感じることが
不完全だというのか、と
自分に問いかけます。

小さい頃に読んだ聖書物語の絵本には、
都市が栄え人の暮らしが他の人の労働によって賄われる余裕ができ、
自然は静かなときに人はこの世界にある神を忘れ、
そしてその度に神は街を焼き討ち、大地を洪水にして滅ぼした、という絵が
いたるところに描かれていました。

それなら、と思うのです:
焼き討ちにするくらいなら、
人が共同生活することで余裕を作ることができないようにして、
必死に自然から食べ物を得て神を敬う民にしておいたほうが
人は充足するのではないだろうか、と。






1 件のコメント:

とりさん さんのコメント...

プールは頭が冷えてとても好きです。
Mixiにメモライズのコミュニティがあるなんて初めて知りました。たいへん感謝です。
早速登録しにいきます。